今、存在していない層の記憶を浮かべる。

銅鏡などの金属鏡に分類される「魔鏡」の製法に着目し制作。
鋳造された鏡面を研磨し続けることで微細な凹凸が生まれ、
反射光に濃淡ができ、紋様が浮かび上がってくる。
その現象を塗装に応用し、制作前に仕組まれた不可視の情報を
表面に塗装を重ねることで干渉色と共に浮かばせる。

作品タイトルは、不可視の層を意味する。

Photo by Kenryou Gu
2022年

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