NUIT BLANCHE KYOTO 2017
『見立てと想像力—千利休とマルセル・デュシャンへのオマージュ』
会期:2017年10月6日〜10月22日
会場:淳風小学校
「mirrorrim」は、展覧会場の京都・元淳風小学校と
マルセル・デュシャンの故郷 ブランヴィル = クレヴォンを、 地中を潜って移動するカプセルを想定して制作した映像インスタレーションである。
「mirror rim」は鏡の縁という意味で回文でもある。丸い鏡の縁を使った、 向かい合う二つの映像を意識して名付けた。 カプセルは地下に潜り、地中を進み、再び地上に出る。 カプセルは同一方向へ移動している。
カプセルは空に向かい、雲をくぐり、再び地上に降り、地下に潜り、地中を進み、 再び地上に出て、空に向かい、雲をくぐり、再び地上に降りる。 カプセルは同一方向へ移動している。 地中にはどうやら鏡がある。
mirrorrim 鏡の縁はただ一方向を移し、映し、写している。
mirrorrim 鏡はカプセルをふりだしに戻す。
淳風小学校 (34.9°N、135.7°E)
ブランヴィル = クレヴォン (49.3°N、0.0°E)
北北西 332.8°、床から 43.6°に配置
映像編集|野口翔平
科学考証|神野拓哉、仲谷健、米田拓
画像提供|気象庁 他