歴史上、実用的道具としての最初の鏡は、黒曜石を研磨したものであった。黒曜石のガラス質という特性を活かし、黒曜石とガラスと溶かし混ぜて成型する。しかし、それは完全なガラスではないため、自然に含有した不純物が
反発を起こし表面に無数のヒビを生む。

黒曜石とガラスという過去と今の鏡を構成する組み合わせが、鏡面を割り、鏡像を消失させる。

作品タイトルは、黒曜石を雄鹿(buck)の角で割り、
生まれた破片を使用したことに由来。

photo by Kenryou Gu

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