「mirrorrim」は、展覧会場の京都・元淳風小学校と
マルセル・デュシャンの故郷 ブランヴィル = クレヴォンを、 地中を潜って移動するカプセルを想定して制作した 映像インス タレーションである。
「mirror rim」は鏡の縁という意味で回文でもある。丸い鏡の縁を使った、 向かい合う二つの映像を意識して名付けた。 カプセルは地下に潜り、地中を進み、再び地上に出る。 カプセルは同一方向へ移動している。
カプセルは空に向かい、雲をくぐり、再び地上に降り、地下に潜り、地中を進み、 再び地上に出て、空に向かい、雲をくぐり、再び地上に降りる。 カプセルは同一方向へ移動している。 地中にはどうやら鏡がある。
mirror rim 鏡の縁はただ一方向を移し、映し、写している。
mirrorrim 鏡はカプセルをふりだしに戻す。
淳風小学校 (34.9°N、135.7°E)
ブランヴィル = クレヴォン (49.3°N、0.0°E)
北北西 332.8°、床から 43.6°に配置
映像編集|野口翔平
科学考証|神野拓哉、仲谷健、米田拓
画像提供|気象庁 他